「山梨日日新聞」に掲載されました。
メディア名
山梨日日新聞
掲載日
2018年9月26日
タイトル
共有スペースで働き方を提案 都内企業社長 古里の富士吉田に整備
萱沼社長は都留高を卒業後、都内の大学に進学。2014年に同社を設立、企業向けのソフトウエア開発や情報管理業務などを手掛けている。
自身が生活していた約30年前と比べ、「人口が減り、商店街のにぎわいもなくなった」との印象を強くし、地元に貢献できることを模索。昨年6月から市などと相談する中で、「働ける場所をつくることで地域を盛り上げたい」(萱沼社長)と共有スペースの企画が持ち上がった。
富士急行線富士山駅から徒歩5分の距離にある空きビルの3階を改修し、今年7月に完成した。広さは約130平方メートルで、公衆無線LAN「Wi-Fi」環境の整ったパソコンがある個人スペース16席のほか、個室のブースや電話ができるエリア、会議室などを備えている。
利用者は同社開発のアプリから無料の会員登録をし、1時間100円、1日千円などのプランから選択する。席が確保され、ロッカーも使用可能になるプランもある。
このほど、現地で完成を祝うイベントが開かれた。県内外のIT企業に勤める会社員らが参加した「山梨IT飲み会」も催され、交流を深めた。
萱沼社長は「場所や時間にとらわれない仕事場をつくることで、新しい働き方を提案したい。さまざまな人が集まり情報やアイデアを交換する場所になってほしい」と話している。