日本経済新聞に取り上げられました
メディア名
日本経済新聞 朝刊
掲載日
2021年10月5日
タイトル
Biz Frontier テレワーク移住
「暮らしと仕事 質高く 地方、活性化へ熱視線」
事業や人材確保にも利点
中小企業向けのクラウドサービスを手掛けるキャップクラウド(東京・渋谷)は3年前に山梨県富士吉田市にサテライトオフィスを整備した。現在は希望者が移住するなどしてテレワークをしている。同社は地域の関係人口に創出に貢献しようと有料のコワーキングスペースも併設する。コロナ禍で東京都内への通勤を敬遠する人などに喜ばれ、昨年9月から約1年間で2000人以上が利用した。利用者向けに連携する地元の宿泊施設も紹介し、約700泊の宿泊需要を生んだ。
利用者の勤務先がキャップクラウドの新規顧客となったり、利用者間で交流が始まったりしている。キャップクラウドの萱沼徹CEOは「地方のテレワーク拠点は社員の満足度向上やコロナ感染の予防対策に留まらない多くのメリットがある」と実感する。
同社は東京の勤め先を辞めて山梨県へのUターン就職を検討していた人材の獲得にも成功。萱沼CEOは「働き場所を限定しないことは採用面でも強みだ」と指摘する。