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「日刊ゲンダイ」に掲載されました。


メディア名

日刊ゲンダイ

掲載

2018年10月6日

タイトル

話題の最前線を行く 成功のヒミツ 失敗しないコツ
富士吉田で体験 貧者の2拠点暮らし

 2拠点暮らしには、まず書斎代わりの仕事場が必要だろう。そこでお勧めなのが同市に9月にオープンしたコワーキングスペース「anyplace.work 富士吉田」だ。
最寄りの富士山駅(富士急河口湖線)から徒歩5分にあり、広さ約200平方メートル。3面ガラス張りの室内からは、晴れていれば富士山が圧倒的大きさで見える。この施設が1日1000円、月間使い放題プランなら1万円で利用できる。ちなみに新宿からの高速バスを使えば片道1750円。約1時間半で富士山駅に着き、1時間に1本以上の頻度で通行している。日帰りなら”富士山どーん”を眺めつつ仕事をして、5000円でお釣りがくる計算だ。
同所を運営するキャップクラウド社長の萱沼徹氏は、「出張時のスポット利用のほか、社内合宿など多様な使い方を模索したい。イベントを通じて地元と東京の交流も進めたいですね」と話す。いろいろな人との出会いは、自前の書斎では味わえない醍醐味だろう。
職場の次は住居だ。お試し宿泊ならHOSTEL SARUYAがある。築90年、元は理美容室だった場所をリノベーションした宿は、カフェのように小洒落ている。3人の相部屋のドミトリーなら1泊3500円だ。もっと低予算なら、市の外郭団体ふじよしだ定住促進センターが運営する「ハモニカ横丁」がある。やはり古い民家を改装しており、1階はリビング、キッチンなど共有部分で2階の8畳間が相部屋の宿泊場所だ。料金は1ヶ月3万円。より短期の利用は応相談という。また、同センターのHPには賃貸物件も紹介されている。単身用なら月3万円、庭つき一戸建てでも7万円ほどからあるというから格安だ。
<飲み屋街も>
実際に2拠点生活を始めるとなれば、ナイトライフも充実させたい。富士吉田はその点もぬかりない。西裏地区という飲み屋街があるのだ。
かつて織物業で栄えた同市。問屋街に隣接する西裏地区は全国から集まったバイヤーが派手に飲んだ街で、ピークの昭和30年代には200を超す飲食店がひしめいたという。現在も数こそ減ったが居酒屋、スナックなどが並ぶ通りもある。
中でも廃れていた横丁を、ふじよしだ定住促進センターが2015年に再開発した、「新世界乾杯通り」はお勧めだ。イタリアン、ラーメン、バー、クラブ(音楽の方)も2軒あり、なかなかのにぎわいを見せている。
市街地の標高が800メートルある同市は、猛暑の今夏も過ごしやすかったという。別荘はなくとも充実の職、住、ナイトライフが実現できる。”貧者の2拠点暮らし”のハードルは以外に低い。

(取材・文 五嶋正風)

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