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まちづくりへの想いを社名に込めました!下吉田駅前で憩いの場を提供する飲食&宿泊施設

今回のインタビューに答えてくださったゲストハウスArakuraとあらくら食堂「林理恵子さん」

世界的な観光地として知られる富士吉田市の新倉山浅間公園。その最寄駅である下吉田駅とそのロータリーは、かつて電車待ちで行き場のない旅行者が溢れていました。今、その受け皿となっているのがゲストハウスも併設する「あらくら食堂」です。居心地の良い和室とテーブル席が選べる店内は、富士吉田を紹介するPVやハンドメイドなお土産など、その魅力を伝える様々な工夫と旅人を歓迎するやさしさに溢れています。今回は、そんな「あらくら食堂」を切り盛りする女性経営者である林理恵子さんにインタビュー。社名になっている「合同会社まちづくり」に込めた想いや運営で大切にされていること、挑戦しているまちづくりなどについてお聞きしました!

「ゲストハウスArakura」&「あらくら定食」

▼林理恵子さんと富士吉田市が繋がるまで

下吉田駅前の「ゲストハウスArakura」と「あらくら食堂」
本日はよろしくお願いします!

こちらこそよろしくおねがいします。

さっそくですが林さんが富士吉田に来られた経緯を教えてください

私はもともと三重県の鈴鹿回生病院で管理栄養士として働いていました。患者のみなさんがどんなことを考え、どうしたら良くなっていくのか、色んな病気の方に携わりながら、知っていきたいと思ったのがきっかけです。そこで働いていくうちに、いざ病気になってしまった患者さんの中には半ばあきらめた方もいて、その方たちを食事療法で助けることは難しいと考えるようになりました。病気にならないまでも、せめてひどくなる前に栄養について知ってもらえたら…そんな想いから、健康なうちに食事の栄養とその大切さを知ってもらいたいと思ったのがこのお店の原点かもしれません。

病院にお勤めの後も、食事に関するお仕事をされていたんですか?

病院勤めの後、結婚を機に地元の愛知に戻った折、大学の恩師からお声がけいただいてカット野菜を主力商品にしている食品系のメーカーにご縁をいただきました。カット野菜がカットされた状態で鮮度をいかに保つかということはもちろん、栄養成分と美味しさにどのような関係があるのかということに力を入れていました。やっぱり食べることって栄養だけではないんですよね。おいしさがあって、プラス栄養。それをいかに届けるか、健康に結びつけることができるのかという視点でコンサルもさせていただき、大手ハンバーガーショップやデパ地下にお店を持つ和惣菜の老舗でもお仕事させていただきました。

その会社では私が病院で思ったことをまさに実践していて…出産や主人の転勤で愛知を離れるまでの3年間、楽しくお仕事させていただきました。

そこから富士吉田にいらしたんですか?

いえ、そこから主人の転勤先であったタイに行きました。健康に良く食べても美味しい献立のメニューなどの販売やチャットを使った栄養指導といったサービスも考えていましたが、国外への転勤ということで、管理栄養士とは一旦離れました。タイには4年半いたんですが、後半の一年は本当に主人が仕事で参ってしまって…そのときに現地でお会いして、色々お世話になった恩人が、この富士吉田市の出身だったんです。「一緒に行ってみましょう」ということになっていざ来てみると、すごくいい場所なのに人はまばらで寂しい感じがしました。恩人の方はタイに住まわれているので帰っては来れないが、地元のために何かしたいとおっしゃっていて。

「じゃあ、何かやろう」ということで富士吉田市を盛り上げる「合同会社まちづくり」を立ち上げました。それまでに不動産賃貸業の経験はあったので、観光地も近い駅前の物件をゲストハウスにするという方向で話が進んでいきました。しかし、いざ設計してみると採算を取るのはかなり難しいことがわかり、あらためて物件の利活用を考えていた折に、駅前にたむろする観光客に何がほしいか聞いてみるということにしたんです。そしたら「電車の待ち時間は長いし、かといって食事ができたり休んだりできる場所がない」という声が多くあって、2階はゲストハウス、1階は自身の管理栄養士の強みも活かせる喫茶店兼飲食店という形になりました。これが富士吉田とご縁をいただき「ゲストハウスArakura」&「あらくら食堂」をはじめた経緯です。

▼あらくら食堂が大切にしていること

管理栄養士である林理恵子さんが素材・味・栄養価までこだわって作っている月替り定食
管理栄養士さんがオーナーの「あらくら食堂」で大切にしていることは何ですか?

「元気になって帰ってほしい」というのが一番の願いです。私が管理栄養士なので、味や栄養といった身体の中から応援することはできるんですが、食べ物だけで本当の元気が取り戻せるかというと、ちょっとハテナなところがあります。というのも、心が活力を取り戻せないと、やっぱり身体も本調子というわけにはいかないですよね。なので、お食事されたみなさんがゆっくりとくつろいで心の元気を取り戻せるような、何気ない会話を通してその方の悩みや望んでいることを教えてもらえるような雰囲気作りを大切にしています。その中で、みなさんの色んな考えについていくため、聞いたことや知らないことを調べていくことを心がけていますが、こちらも非常に勉強になります。起業して今年で4年目ですが、今でも「その質問初めてだなぁ」ということが結構あって面白いですよ。

お食事だけでなくゲストハウスも運営しているので、質問も本当に幅広いです。コロナ禍の前には海外の方も多くお見えになる中で、みなさん事前に富士吉田市について全然知らない方も多くて。拙い英語でジェスチャーもいっぱい使いましたが、興味深く聞いてくださる方も多かったです。説明するためにたくさん富士吉田の魅力に触れることになって、ますますこの町が好きになりましたね。

そんな林さんから見た富士吉田の魅力はどこにあると思いますか? 

当店から徒歩で行ける新倉山浅間公園で富士山と見る日の出は本当に素晴らしいです。その絶景があまりにも有名になってしまっていますが、この街にはほかにもたくさんの魅力が溢れています。絹織物や富士講の歴史、それを現代風にブラッシュアップしていこうと奮闘する人々。個性的かつ魅力的なお店や富士吉田市内外の人も楽しめるイベントも目白押しです。なので、富士吉田市の街がまるごと魅力的で、市外から訪れるお客様にはそこを知ってほしいと思っています。

そこで当店では手作りのマップを作成して、お渡しするようにしています。特にインバウンドの方は新倉山からの写真を見て、その景色を求めて来られる方が多いですが、そこに映る建物の意味や眼下に広がる街のことを伝えると「アメージング!」とか「サンクス!」と喜んでいただけます。下吉田駅前には観光案内所のようなものはないので、だったらその役割を当店でさせてもらって、新倉山浅間公園だけじゃない富士吉田市という街そのものの魅力を知ってもらう起点になりたいと思っています。

社名にもなっている「まちづくり」に通ずるところですよね

観光による「まちづくり」というのは一つの店舗がすごく儲かって、ハイ終わり、ではないと思います。「お腹空いたね」「ちょっと疲れたね」で一服したり、そこで出会った雑貨を手にとってみたり。なんとなく入った小道で素敵な建物やお店を見つけたり、店員さんや街の方とおしゃべりして歴史や文化を知ったり。最初は“点”を訪れる観光であっても、段々とそれが“線”になり、街と触れ合うことで広さや厚みが生まれて“面”になっていく。そうすることで街の人たち皆で、富士吉田市を訪れた人たちに元気を与えられるような仕組みも整っていくというのが観光における「まちづくり」ではないかと思っています。

その起点として世界的観光地に最寄り駅の下吉田駅があるので、その目の前にある当店は、駅から富士吉田に動線を作るきっかけになっていきたいと思っています。ここからスタートして、ぐるっと富士吉田を周ったゴールになってくれれば嬉しいですね。そういった意味では持続可能な社会への取り組みにも繋がると思います。

今は富士吉田市のまちづくりについてお話しましたが、広い意味で言えば世界規模でもまちづくりに挑戦したいです。というのも、タイに住んでいたときに感じた貧困問題への取り組みとして、当店ではタイの山岳民族が作った豆のコーヒーも提供しています。アヘンの畑をコーヒーの畑に変えていこうというプロジェクトの一環で、その地域の子供達の教育にもお金を回すことができますし、何より美味しいと評判なのでぜひ色々な方に召し上がっていただきたいです。

まちづくりは短期的に成果が出るものではないと思います。20-30年後のこの街のことを考えながら、取り組んで行きたいですね。

▼富士吉田がもし、まるごとサテライトオフィスになったら…こんなことが起こる!と期待していること

地元の写真家の展覧会もお店の雰囲気を盛り上げる
富士吉田がまるごとサテライトオフィスになったらどんなことが起こると思いますか?

そうですね、街全体がまるごとサテライトオフィスになったら、県外はもとより、国外にも有名になって、より多くの人が訪れるような場所になると思います。それはもちろんいいことではありますが、一方であんまり知らなれていないところに行きたいっていう人もいるんじゃないですかね。そういう人たちってマナーがしっかりしていたり、訪れた場所の雰囲気を崩さないようにといった気配りができる人が多い気がします。勝手ではありますがそういう方たちがたくさん来てくれたら嬉しいですよね。

特にワーケーションで訪れる人たちは観光のみの人たちとは違って、一定期間とはいえ居住地になるので、マナーのいい人が多いのではないでしょうか。地元の人から見たら、ワーケーションで訪れた人も観光で訪れた人もパッと見わかりませんから、マナーのいい人が増えることで、地元の受け入れ態度も良くなっていくといいですね。訪れる人、迎える街、どちらか一方が合わせていくのではなくて、双方が理解しあって寄り添っていければ内外の人々により愛される街になっていくと思います。

林理恵子さんからのメッセージ

観光でもワーケーションでも、まず富士吉田という土地がどんなところか知ってもらうのがスタートだと思いますので、とりあえず遊びに来て欲しいです。どこに行ったらいいかわからない、ということであればぜひ当店に来ていただいて、気になっていることや悩んでいることなどもぜひ聞かせてください。その中で、問題を一緒に解決できたり、元気を取り戻せる何かを富士吉田から紹介させてもらえたら嬉しいです。

そしてあらくら食堂でお腹をいっぱいにしてもらって、富士吉田で心も元気になって、また日常に戻っていって欲しいです。

毎週金曜日に注文できる味・栄養価・ボリュームが◎のデリバリー弁当

「ゲストハウスArakura」&「あらくら定食」

【LINEで注文!毎週金曜日においしいデリバリーはじめました】

https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=twc0318e

◯「富士吉田まるごとサテライトオフィス」構想とは

「富士吉田市内をまるごと使ってテレワークできる環境を整えよう」という構想です。

日本は新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くの企業やオフィスワーカーに「在宅勤務」が推奨されて来ました。しかし、自宅で働くことに息苦しさ・やりづらさを抱えている人たちの存在は今や社会的な問題です。

そこで当社は山梨県の富士吉田をモデルタウンに「日常型ワーケーション」を提案しています。日常型ワーケーションとは、日中は通常勤務のようにしっかり仕事をして、仕事の前後の時間(朝・夕方〜夜)に地域の魅力に触れられるスタイルです。

このスタイルは、作業環境の変化による生産性の向上のほか、地域の魅力に触れる機会の創出や、常に変化を感じる生活のなかで発想力・企画力などのクリエイティビティが培われるというメリットがあります。

富士吉田は新宿から1時間強と好立地ながら、富士山が目の前に広がる絶景地。当社は富士吉田でワーケーションができる仕組みづくりに取り組んでいます。まるごとサテライトオフィスの富士吉田をぜひ体験してください!

◯富士吉田まるごとサテライトオフィスで取材に応じてくださる方を募集しております。

「地域活性や街づくりに興味がある!」

「今こんな活動をして街を盛り上げている」

「頑張っている人がいるので記事で紹介してほしい」

「面白い構想があるのでこんな方と繋がりたい」などなど。

ひとつでも当てはまったら是非ドットワークBARにいらしてください!


記事執筆/宮下 高明

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