日本三奇祭「吉田の火祭り」に参加してきた!
こんにちは!
マネージャーの松永です。
先日ついに、「吉田の火祭り」に参加することができました!
「吉田の火祭り」は「富士山の噴火を鎮める祭」とのことです。また、「富士山のお山じまいの祭」としても知られています。
(参考:北口本宮冨士浅間神社)
以前より火祭りのポスターをみるたびに、いいなあ、参加したいなあと思いつつ、なかなか都合がつかず参加できないことを悲しく思っていましたが、ついに今年は参加することができました!
実際の様子の前に、まずは「吉田の火祭り」についての情報をお伝えします。
毎年8月26日、27日に行われる「鎮火大祭」は、「吉田の火祭り」と呼ばれ、北口本宮冨士浅間神社と諏訪神社の両社の秋祭りです。
26日午後、本殿祭、諏訪神社祭が催行され、大神輿、御影は参拝者で賑わう氏子中に神幸。暮れ方に御旅所に奉安されると、時同じくして、高さ3メートルの筍形に結い上げられた大松明70余本、家毎に井桁に積まれた松明に一斉に点火されると、街中は火の海と化し、祭りは深夜まで賑わう。
引用:(一財)ふじよしだ観光振興サービス)
「高さ3メートルの松明が70本!」
「一斉に点火されて、街中火の海となる!」
短い文章の中に強烈な言葉が。。。
これは期待が高まります。
当日は点火前にもプログラムが用意されていたので、しっかり最初から参加させていただきました!
[16:00]
奉遷
浅間神社の御神体を、神輿のある諏訪神社に移す「御霊移しの儀式」が行われます。
神聖なご神体は、人目にさらしてはならないとのことで、純白の幕で隠し運ばれる様子をみることができました。
[17:00]
セコ(神輿の担ぎ手)たちの手によって、神輿出発!
お神輿を担ぐ前には、セコの皆様に「吉田の火祭り」についていろいろとお話を伺いました!
[18:40]
1本目の大松明(大きな松明)に点火!
世話人によって灯される最初の点火は勢いがあって、気分がさらに高まります。
最初の1本目が点火されてからは、沿道の松明にも順番に火が灯り、街が一気に赤く染まりました。
沿道の両端にはズラッと屋台が並び、中央には見事な松明が一直線に並びます。
[19:30]
ついに、富士山の第一鳥居である「金鳥居」のそばにある「大松明」にも点火しました!
ここは、毎年多くの写真愛好家が集うフォトスポットでもあります。
※残念ながら点火には立ち会うことができなかったので、役目を終えそうな松明も一緒に写真を撮りました。
全体的に、、、とにかく火との距離が近い!!
パチパチっと火花が散って、煙が風に合わせて高く高く伸びる様子を間近で感じることができます。
参加する前は、沿道にたくさんの燃え上がる松明があって、パニックにならないのかと心配になりましたが、まったくそんなことはありませんでした。
というのも、なんと火祭りは約400年以上前にはすでにあったそうです。
そして、さらに驚いたのは火祭りの火で火事になったことはないと伝えられていることでした。
(参考:(一財)ふじよしだ観光振興サービス)
こんなに長く受け継がれているお祭りで、かつ、火祭りでの火災がないというのは、本当にたくさんの方が「お祭り」を大事に大切にしているということなのだと思います。
今回、「吉田の火祭り」を取材して思ったことは、「ただの派手なお祭り」ではないということでした。火祭りには約400年もの歴史があり、それを継承し続けた数え切れないほどの人の思いが詰まっていて、毎年「富士山の噴火を鎮める」「富士山のお山じまいをする」ということを念頭において、それぞれがお祭りを楽しんでいるのだということが、参加していてよく伝わってきました。
私にとっては、これまで「お祭り」というとただ楽しいだけでした。ですが、今回「吉田の火祭り」に参加させていただいたことで、改めて「祭りに込められている想い」について考えて参加することができたので、視野が拡がったように思います。だからこそ、新しい気持ちでたくさんのエネルギーが集合する「お祭り」に参加できて、本当によかったです。
当日は、出店もしっかり楽しませていただきましたよ!
吉田の火祭り、とっても楽しく参加させていただきました!
きっと来年も参加させていただきます!!