日本の生産性を向上させるための「コワーキングスペース」活用方法

Advent Calendar

こんにちは!

富士山の麓にあるコワーキングスペース「anyplace.work 富士吉田」のプロジェクトリーダーを務めている松永です。

今回の記事は、「コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー AdventCalendar 2018」という企画の一環で書かせていただきました。
こちらの企画について、簡単にご説明します!

・対象者は、コワーキングスペースのオーナー/スタッフ(アルバイトやボランティアスタッフを含む)
・テーマは、コワーキングスペースの運営に関することであれば、なんでもOK(運営していて工夫していることや、苦労している点など)

こちらの企画をいただいて、伝えたいことが山ほどあるなあと、ぐるぐる思考を巡らせました。悩んだ結果、今回この企画を通してはじめて私たちのスペースを知ってくださる方がたくさんいらっしゃると思いましたので、まずは今年9月に新設されたコワーキングスペース「anyplace.work 富士吉田」に込めた想いを届けることにします!

改めて、今回のテーマはこちら!

日本の生産性を向上させるための「コワーキングスペース」活用方法

ここで、当スペースの情報をお伝えします。

「anyplace.work 富士吉田」情報
営業時間:平日9:00〜17:00(ナイトデイは21時まで営業)
施設紹介:ワークスペースとして利用のほか、懇親会や研修でもご利用可
アクセス:富士山駅から徒歩5分(山梨県富士吉田市)
     新宿から高速バスで1時間40分
料金:予約不要で、1時間200円からご利用可
略称:.work(ドット ワーク)
知ってほしいポイント!:
・.workはキャップクラウド株式会社が運営している
・物件は「ふじよしだ定住促進センター」の空き家物件情報に掲載されていた
・設計/建築は東京理科大学坂牛研究室と共同研究で進めた
・富士吉田市役所と何度も意見交換をして、運営準備をした

東京理科大学坂牛研究室の皆さんと作り上げたコダワリのある各スペースを少しだけご紹介します。

ワークエリア(ドロップインの方用・自由席)

・ハイバックの椅子を使用しており、一つの机に一つずつ窓が用意されている(開閉化)
・天気がいい日は大きな富士山を眺めながら作業できる

イベントエリア

・木で囲まれたエリア
・ワークショップ、懇親会、ヨガレッスンなど幅広い用途で使用できる
・日が落ちると暖色の照明が空間を柔らかく演出する

黒板ルーム

・黒板壁紙で囲まれたルーム
・バーカウンターが設置されている
・夜は室内の窓から富士急ハイランドの夜景をみることができる

こちらのスペースを現在はスタッフ4名で運営しています。スタッフの内3名は東京と富士吉田で2拠点居住をしているので、スタッフ同士の予定を確認しながら柔軟にシフトを組んでいます。

日本の生産性を上げるためになぜ「コワーキングスペース」が必要なのか

今、日本には数多くのワークスペースが存在します。その多くは「コワーキングスペース」「シェアオフィス」の名称がついており、働くための環境が整っていながら比較的安価に1時間以内の短い時間でも利用できる手軽さがあります。

さらに、コワーキングスペースはスペースごとに魅力的な個性があります。たとえば、「3Dプリンターなどの機器が設置されていてものづくりに適したスペース」「頻繁にイベントが開催されていてはじめて会う人とコミュニケーションが取りやすいスペース」「景色が綺麗でワーケーションに適したスペース」「キッズスペースが併設されていて子どもと一緒に利用できるスペース」など、個性豊かです。その個性豊かなスペースを、目的に応じて使い分けることができます。

私は、そんな個性豊かなコワーキングスペースを、企業勤めの方が「自社のオフィスのように」利用することができたらいいなと考えています。理想は「その日の気分で違う場所に出勤できるようにする」ことです。

そうすることによって、結果的にコワーキングスペースが「日本の生産性を上げる」ことができると考えています。

なぜなら、
・個性豊かなスペースを目的別に利用することができれば、その日にやる業務に適した仕事場を選ぶことができるので、仕事の生産性がアップする
・出勤退勤の場所が柔軟になれば、介護や子育てなどのプライベートな事情を考慮した働き方を選択できるようになる
・コワーキングスペースの周辺施設にとっては、新規顧客獲得の機会が得られる
と、考えるからです。

その考えの根本には「キャップクラウド社が考える働き方改革」が大きく関係します。

キャップクラウド社が考える働き方改革

キャップクラウド社は「働く場所」「働く時間」の選択を拡げることが本当の「働き方改革」であると考えています。

現在日本は、「少子高齢化・労働人口減少」の影響で深刻な人材不足に陥っています。これからますます加速するであろうこの時代に対抗するためには「働く人の生産性を向上させること」「本当は社会で活躍したいと思っている人材が働ける仕組みを会社の中につくること」が非常に重要です。そして、この2つを実現するためには、「働く場所」と「働く時間」の選択を拡げることは欠かせない要素だと考えています。

「働く場所」「働く時間」について

働く場所が一箇所(会社)に限定されると、家で親の介護をしている人や、小さな子どもを育てている人は「会社に出勤できない」という理由だけで働くことができなくなってしまいます。また、働く時間が限定されると、その時間に仕事ができる人しか働くことができなくなってしまいます。だからこそ、これまで続けてきた画一化された働き方の仕組みを取っ払い、一人ひとりがより柔軟に「働く場所」「働く時間」を選ぶことができる仕組みが必要なのです。

キャップクラウドは、本当は活躍できる人材が「働く場所」「働く時間」の制約で仕事ができないという現状をなくしたいと思い、会社組織の中に「働き方の選択を拡げる」ためのITツールとスペース(コワーキングスペース)を提案しています。

「働く場所」の選択肢としてのコワーキングスペース

.workは、「働く場所」の開放をするだけではなく、「働き方の選択を拡げるために」活用してほしいと考えているため、以下のことに取り組んでいます。

取り組み①
・企業が「anyplace」を使用して.workをサテライトオフィスとして使用できるしくみの提供

anyplaceとは
・出退勤打刻のプラットフォームをつくるためのITツール
・「働く場所」「働く時間」の制約を減らすことを目的にキャップクラウド社が開発した

たとえば、今東京に本社を構えている企業が.workを勤務許可地点として設定できれば、将来的に自然に囲まれた場所に定住したいと考えている従業員が、気軽に「短期滞在」「長期滞在」にチャレンジすることができます(フルリモートワークを会社が支援できる)。また、あえていつもと離れた場所でミーティングをしたり、部署単位で集中した作業場所として利用することも可能です。.workの施設内には複数のエリアを用意しているので、「個人ワーク」「グループワーク」「セミナー」「懇親会」「面談」など、幅広い用途で使用できるのが特徴です。

.workをサテライトオフィスとして使用するための仕組み
・出退勤打刻を「クラウド化」して、出退勤の場所を複数選択できるようにする

これまで、出退勤の打刻は会社の入り口にある機械を使用するのが一般的でした。大抵は動かすことができず、移動させることや打刻機械を複数個用意するのは困難です。その背景にあるのは、「機械を置く場所を確保しなくてはいけない点」と、「機械の購入費用・維持費用が高価である点」が挙げられます。そこで、「出退勤打刻を「クラウド化」」することにより「機械の設置不要で、比較的安価なシステムで打刻できる」方法を提案します。

当社が提供しているanyplaceというITツールは、会社で勤務許可地点を決めてその数だけビーコンを設置すると、会社独自の出退勤打刻プラットフォームをつくることができます。

たとえば、出勤するときは「従業員が自分のスマホでanyplaceアプリを立ち上げて」「ビーコンの位置情報を受信して」「出勤を選択する」と出勤打刻ができます。打刻の情報は勤怠と直接結びつくので、集計の手間がありません。そして、同じ会社に所属している人が「いつ」「どこで」働いているのかの情報を一覧でリアルタイムに確認することができます。情報をオープンにすることにより、「テレワーク者が今どこで働いているんだろう」という疑問を解消することができます。つまり、テレワーク者の勤怠情報がブラックボックス化しません。こうすることにより、企業は大手を振って、勤務許可地点を増やすことができるという仕組みです。

まとめ

・「anyplace.work 富士吉田」は「anyplace」というITツールを活用して、出退勤の場所を複数箇所設ける仕組みを提供することにより、従業員の「働き方」の選択肢を拡げる仕組みを会社の中に提供している!
・anyplace設置地点は「会社のサテライトオフィス」のような存在になる

取り組み②
・働き方の選択を拡げるITツール活用方法・スペース活用方法の実験内容を公開

これまでの活動をブログで紹介します。

IT活用方法
働き方実験(1) 〜渋谷の営業マンが富士吉田でテレワークできるのか〜

スペース活用方法
高校の授業で.workを活用してもらいました!

以上3点の要素が本格的に走り始めたのは2018年9月からです。キャップクラウド社がこれまで向き合い続けてきた「働き方」に関するノウハウを余すことなくお伝えしていけるように、日々スタッフ同士でブレストを繰り返してなるべく駆け足で進めています!

日本の生産性向上のために「コワーキングスペース」活用は今後欠かせない要素であると考えています。なぜなら、少子高齢化・労働人口減少が加速する現代において、「自分のスキルアップは共同の仕事場でおこなった方が効率的」ですし、「働く場所の選択肢を企業が多く提供できれば、従業員が介護や子育てと仕事の両立をすることができる」ようになるからです。また、さまざまなコワーキングスペースを利用して行く中で周辺施設にとっては、新しい商売の機会を手に入れることができ、消費が向上することも考えられます。

そんな未来を現実にするために、キャップクラウド社は「ITツール」と「スペース」の面から働き方の選択を拡げる提案をしていきます!

最後に

.workは、現在スタッフ4名体制です。内3名が富士吉田と東京で2拠点居住をしているということもあり、なかなか全員と顔を合わせるのが難しい状況ですが、適宜チャットやWEB会議のツールを活用してコミュニケーションをとることを意識しています。

離れているからこそ、「コミュニケーションを大切に」「情報共有を忘れずに」「自分ができることを精一杯に」メンバーの一人ひとりがスペース運営とこれからも向き合っていきます。

今回この記事で出会った皆さま、ぜひ一度.workにお立ち寄りください!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!

今回は「スペース」(コワーキングスペース)の視点で記事をまとめていますので、「ツール」に興味のある方、こちらの記事もご覧ください。(ブログタイトル:「体験セミナーで「anyplace」を紹介しました!」)

コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar2018」の企画はまだまだ続きます!!

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