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最新情報や”働き方改革×地方創生”に役立つ情報を随時更新しています。
毎週最終営業曜日にはドットワーク富士吉田のスタッフが一週間の様子をまとめて発信しています。

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働き方実験(7)~<後編>「おたるワーケーションモニターツアー」に参加してきました!~

働き方の選択肢を拡げるために、施設内外を問わずに取り組む活動の様子をブログでお届けする、ドットワークの“働き方実験”シリーズ。より深い学びを得るためのチャレンジを定期的に行い、新しい働き方の情報をアップデートしています!

本記事は、その第7弾として、2021年11月に参加した北海道小樽市が主催する『おたるワーケーションモニターツアー』の模様をまとめたレポートの後編です。まだ前編を未読の方は、以下のリンク先よりご覧ください♪

おたるワーケーションモニターツアー~3日目~

小樽市街散策(バケーション)

ツアー3日目は、プログラムが始まる前に、朝の散歩がてら小樽の街を見て回ることにしました!ツアー前半の移動時にも感じていましたが、歴史的建造物や石造りの建物をリノベーションした施設が街の至る所にあり、改めて見ると時間を忘れてしまいそうになるほど心奪われるうつくしい景観です。なかでも旧金融機関が多く立ち並び、戦前には「北のウォール街」と呼ばれていたエリアや、フォトジェニックな散策路として人気が高い北海道最古の鉄道である「旧国鉄手宮線跡」は、当時の活気を想像しながら眺めると感慨深いものがあります。

そのまま潮風に誘われ、小樽運河沿いを経由して小樽港へ。煌々とライトアップされる夜とはまた違う表情を魅せる、静寂に包まれた朝の小樽運河もさることながら、小樽港から眺める日本海と小樽の街並みのコントラストもまた格別でした♪ おかげで前半戦の疲れもデトックスできたように思えましたが、小腹が空いてしまいましたので、朝食を食べに小樽駅方面へと向かいます。

3日目朝食「鮮魚食堂 かわしま(三角市場)」様(バケーション)

3日目の朝食は、小樽駅に降り立った時から気になっていた「三角市場」さんでいただくことに。場内にはたくさんのお店が立ち並んでいるため、しばらく目移りしてばかりでしたが、悩んだ末に、試食をさせていただいた「鮮魚食堂 かわしま」さんに決めました!

店頭に並ぶ新鮮な海産物にも興味を引かれましたが、どこからか漂う焼き物の香りに後押しされ、『真ほっけ焼き定食』を注文。「小樽に来たら、縞ほっけではなく真ほっけがおすすめ」という店主さんのアドバイス通り、肉厚でジューシーな脂身は食べ応え抜群でした♪ 小樽駅より徒歩2分で行ける好立地にありますので、お土産を買う際にも重宝しそうなスポットです。

ワークスペース⑤「SONIA COFFEE」様(ワーク)

お腹を満たして宿泊先へと戻った後は、支度を済ませて日本旅行の添乗員さんと合流し、2組に分かれてツアー3日目のプログラムがスタートしました。私たちがまずお邪魔したのは、本ツアー5つ目のワークスペースとなる「SONIA COFFEE」さん。複雑で立体感のある味創りを徹底する徳光珈琲焙煎の豆を使用し、フレンチプレスで提供するスペシャリティーコーヒーショップです♪ 種類ごとに個性が異なるこだわりのスペシャリティーコーヒーのほか、北海道のみで採れるフルーツハスカップを使用したケーキや、濃厚なカマンベールチーズを活かしたガトーフロマージュなど、コーヒーのお供に最適なスイーツもご堪能いただけます。

こちらのワークスペースでも、ドリンクをいただきました!魅力的なメニューが多く悩みましたが、看板メニューである『ソニアオリジナルブレンド』をオーダー。やや深煎りの風味のなかにフルーティーな酸味を感じる、飲みやすく上品な口当たりでした!店内は人の往来もありましたが、クラシカルなデザインを基調とするホテルの雰囲気と調和した空間が広がり、ゆったりと寛ぎたいシーンや、集中して仕事に取り組みたいシーンには最適な環境が整えられています♪

ソファ席やテーブル席、カウンター席など、作業場所のバリエーションも豊富で、テレワークに必須となる電源や通信環境も問題ありません。店舗は小樽運河沿いに佇むホテルソニア小樽さんの1階にあるため、窓際のカウンター席で作業をすれば景色も良く、より一層作業も捗ります! これまでのワークスペースより少し長い2時間の滞在となりましたが、落ち着いた雰囲気に溶け込んで仕事に没頭できたためか、あっという間のひと時でした♪

3日目昼食「らーめん渡海屋」様(バケーション)

SONIA COFFEEさんを後にし、フリータイムに突入した一行は、ランチを食べに「らーめん渡海屋」さんへ向かいます♪ しばらく行列に並ぶことになりましたが、無事にお目当ての『にんにくチャーシュー味噌ラーメン』と『鰹めし』をいただくことができました!2003年にオープンしたこちらのお店は、2012年と2017年にミシュランガイド北海道に掲載された折り紙付きの人気店です。

ゴロっとしたチャーシューが特徴的なにんにくラーメンは、ガツンとくるにんにくと後入れの辛味噌が見事なまでに麺やチャーシューに絡み、噂に違わぬ満足感♪ 出汁がよく染みた鰹めしは、ラーメンとの相性も良く、ペロリといただくことができました。また、ほかにも透明な醤油ラーメンが人気のようなので、ぜひ再チャレンジしてみたいです!

小樽らしさ体験(バケーション)

ランチを終えた一行は、まだフリータイムの時間が残っていたものの、午後のプログラムに備えて少し体を休めることにし、一旦ホテルへと戻り小休止。ここからは、ツアー3日目のメインプログラムである「小樽らしさ体験」に突入し、タクシーで3つのスポットを巡るバケーションの時間です♪ 万全のコンディションに整えてから、日本旅行の添乗員さん、ほかの参加者さんたちと合流して次の目的地へと移動します。

①「小樽祝津茨木家中出張番屋」様

江戸時代から明治・大正・昭和にかけて、にしん漁で繁栄を極めたという小樽市祝津地区に移動した一行が最初に訪れたのは、「小樽祝津茨木家中出張番屋」さんです。祝津の3大網元の一人に数えられる初代 茨城興八郎氏が建てた、北海道の日本海沿岸に見られる典型的なにしん番屋で、トラディショナルな趣を伝える祝津地区のランドマークのような存在。2011年10月には、小樽市都市景観賞も受賞されています!

今回のプログラムで行われたのは、30分のガイドツアー。祝津地区のにしん漁の歴史や、にしん番屋の造りの特徴、当時のにしん漁で実際に使用されていた道具の解説など、小樽のルーツの一つであるにしん漁について深く学べる時間となりました♪ なかでも興味を引かれたのは、江戸時代中期から明治30年代にかけて、北海道・大阪間を主に日本海回りで往来した商船群である日本遺産「北前船」。「動く総合商社」と形容される程の莫大な富を生み出していたとのことで、施設内に掲示されていた資料を見ただけでも、当時の活気がヒシヒシと伝わってきました!人・物・文化を結ぶ大動脈として、にしん漁とともに、小樽の発展に寄与してきた主役のようにも感じます。

また、同施設は、アニメ化もされている人気漫画「ゴールデンカムイ」に登場するにしん番屋のモデルとなっているとのことで、畳と板が敷かれた居室には登場シーンがある原作も置かれており、見比べて楽しめるようになっています♪ このように甲乙つけた内容でわかりやすくご説明いただけましたので、最初から最後まで存分に小樽の文化に浸ることができました!

②「にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)」様

小樽祝津茨木家中出張番屋さんにて、祝津地区のにしん漁の歴史を学んだ私たちが次に訪れたのは、その栄華の象徴とも言える「にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)」さんです。にしん漁で巨万の富を築き上げた青山家が誇る絢爛豪華な別邸で、2代目当主である青山政吉とその娘夫婦によって、6年半余りの歳月をかけて建てられ、大正11年に完成しました。2010年には国の登録有形文化財に。そのほか、1,500坪の敷地内には、四季折々の豊かな表情を魅せるうつくしい庭園、祝津地区の地と海の利を活かした美食が味わえる貴賓館があり、祝津地区ならではのひと時をお過ごしいただけます。

こちらでは、まず貴賓館でスタッフさんによる館内説明を受け、旧青山別邸の自由見学に移りました。現在の価格に換算して総工費30億円という青山別邸のエレガントさもさることながら、気品ある雰囲気に包まれた貴賓館もかなりの迫力でした!上記の写真にある天井絵も、1枚ずつ違う芸術家が描かれたものであるとのことです。

旧青山別邸は館内撮影が禁止のため、「北の美術豪邸」と称される程のこだわりの数々をお届けできずに残念ですが、パワースポットとして知られる枯山水の中庭は撮影OKでした!上記の写真に写っている、龍の姿を探してみてください♪ こちらへ来る前に、にしん漁の繁栄については学んできたはずなのですが、いざその富を目の当たりにすると、当時の活況ぶりを改めて実感します。

③「KIM GLASS DESIGN」様

祝津地区のにしん漁の歴史を学び、その富を眼前にした一行が次に向かったのは、雄大な日本海に抱かれた抜群のロケーションに佇むガラス工房「KIM GLASS DESIGN」さん。明治時代の生活必需品であった石油ランプと、にしん漁で使用されたガラス製の浮き玉からその歴史が始まったという小樽のガラス工芸に触れるため、「吹きガラス体験」にチャレンジしました。ちなみに、同施設の代表であるガラス作家・木村直樹さんの作品は、小樽駅構内にも展示されていますので、小樽へ訪れた際にはぜひご覧になってみてください。

まずは、制作物やデザインを決めるため、サンプルを見ながら各々が好みの色や形、模様を選びました。その後、いよいよ吹きガラス体験がスタート! スタッフさんたちの手厚いサポートを受けながら、人生初となる体験に高揚感を覚えながらも、慎重に作業を進めていきます。初めは息の送り方や吹き竿の扱い方に苦労しましたが、徐々に体が覚えるようになり、無事にそれぞれの制作物を完成させることができました♪

当社から参加したメンバーが制作したのは、グラス・花瓶・ペン立てです。ツアー最終日には完成品も手元に届き、仕上がりを見て大満足♪ 思い出づくりも忘れずに満喫できた3日目のプログラムも、これにて終了です!

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