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働き方実験(7)~<前編>「おたるワーケーションモニターツアー」に参加してきました!~

去る2021年11月に、北海道小樽市主催の『おたるワーケーションモニターツアー』が開催されました。ドットワークからは、運営会社であるキャップクラウド代表の萱沼を含めた3名が参加してきましたので、今回はそのレポートをお届けします!

働く場所の選択肢を増やし、地方自治体との連携を意識したスペースづくりを目指すドットワークにとって、街全体がフィールドとなる今回のツアーはたいへん学びの深い機会となりました。

大正ロマンの面影が残るレトロな街並みや、舌鼓が止まらない北海道グルメの数々、北海道開拓の心臓と呼ばれた深い歴史など、数多くの魅力を持つ小樽市。仕事も観光も充実したワーケーションを実現されたい方は、ぜひ最後までご覧ください♪

ツアー概要

・日程2021年11月3日(水)~11月6日(土)の3泊4日
・ツアー内容市内ワークスペース見学&体験、企業マッチング、小樽らしさ体験、小樽市との意見交換会
・対象法人企業
・参加者計3組5名
・宿泊先ホテル・トリフィート小樽運河
・運営(主催)小樽市、(実施)株式会社 日本旅行北海道

小樽市について

今回のツアーでお世話になった小樽市は、人口総数110,250人(令和4年1月末時点)、広大な海と大地の恩恵にあずかる、道央地方に位置する交通アクセスにも優れた観光都市です。

北海道開拓の歴史が始まった地であり、港や鉄道が整備された明治中期以降には、物流拠点となり北海道随一の商都として栄えました。当時の様子を、明治時代の小説家・小林多喜二氏は、小樽市を「北海道の『心臓』みたいな都会である」と表現しています。

現在も、当時の歴史ロマンが香るうつくしい街並みが残り、市民の手で大切に守られてきた多くの歴史的建造物が織りなす独特の景観は必見。かつて北海道の豊かな物資が行き交った小樽港・小樽運河周辺も、港町の風情を残した新たな観光スポットとして生まれ変わり、コロナ前には年間約781万4,200人の観光客が訪れるなど、時代を超えて大きな賑わいを見せています。

おたるワーケーションモニターツアー~1日目~

羽田空港集合・出発(ワーク)

現地までの移動もあるツアー1日目のプログラムは、午後からのスタートでした。参加するメンバーは朝から羽田空港に集合し、出発前にラウンジで少しワークタイム。メールやチャットの確認、ツアー中に行うタスクの打合せなど、出発前に済ませておきたい作業を片付けられました!

目的地によっては、移動に多くの時間を取られてしまうワーケーション。限られた時間を有効活用するためには、前もって移動中にできる作業をピックアップしておく必要がありそうです。

また、カフェやパブリックスペース、レンタルオフィスなど、空港ではラウンジ以外にもテレワーク向けのスペースが充実しています。移動中にスキマ時間が発生しそうな場所の周辺にある施設を事前にリサーチしておけば、より万全の態勢でワーケーションに臨めるかもしれません。

小樽駅到着(バケーション)

羽田空港を出発し、新千歳空港に降り立った後は、函館本線に乗車して一路小樽駅へ。北海道旅行ではレンタカーを借りて道内の観光地を巡るという選択肢もありますが、函館本線の銭函駅から小樽築港駅までの区間では、海岸線に沿って走るため、車窓に広がる壮大な日本海の景色を堪能できます。

本ツアーの集合場所である小樽駅に到着すると、昭和9年に建てられた歴史的建造物であるレトロな駅舎、ガラスの街・小樽を象徴するかのような333個のランプが参加メンバーをお出迎え♪ 到着早々、ノスタルジックな雰囲気に胸を高鳴らせながら、無事に日本旅行の添乗員さんやほかの参加者さんたちと合流できました!

1日目昼食「伊勢鮨駅中店」様

無事に全員集合できましたので、「いざツアー開始!」といきたいところですが、腹が減っては戦もできません。幸いにもバッファのあるスケジュールであったため、ひとまず小樽駅構内でランチタイム♪ 今回のツアーで初めてとなる食事は、「伊勢鮨駅中店」さんでいただきました!

寿司の街としても知られる小樽の海鮮を堪能すべく、一同は『おまかせ握り』を注文。カウンター越しに職人さんの手さばきを眺められる寿司屋ならではの雰囲気を楽しみつつ、新鮮な海の幸を味わうことで、これから始まるツアーを前に気持ちを切り替えることができました♪

なお、伊勢鮨さんの本店は小樽駅から徒歩約7分の場所にあります。電車移動の前後や市内観光の際にはこちらの駅中店が便利ですが、ぜひまた時間のある時に本店の方にもお邪魔してみたいです!

ご挨拶・ご説明

昼食でエネルギーをチャージしたら、いよいよツアー開始です!まずは日本旅行の添乗員さんより、ご挨拶と今回のツアーに関するご説明がありました。1日目は、2つのワークスペースを見学させていただけるとのこと。参加者全員で記念撮影を済ませてから、2組に分かれ、それぞれ1つ目のワークスペースへと移動しました。

ワークスペース①「The Harbor」様(ワーク)

本ツアー1つ目のワークスペースは、小樽市の色内地区にある「Coworking Cafe & Bar “The Harbor”」さんです。“今日も、誰かの、みなとになる。”をキーワードに、約100年もの間、小樽の暮らしを見守ってきた歴史ある建物を、多種多様な目的を持った方々が相互に良い関係を築ける場としてご提供されています。フロア別に異なるコンセプト展開となっていて、1階はどなたでもお気軽に立ち寄れるカフェ、2階はリモートワーカー向けのコワーキングスペースとして営業されている複合型施設です。

こちらで本ツアーの主催者である小樽市役所の担当者さんと合流し、施設スタッフさんも交えてご挨拶を済ませた後、施設内をご案内いただき、そのまま2階のコワーキングスペースで仕事に入りました。歴史の深みを感じる内装をベースにしつつも、所々に見られるモダンな設えが小樽のノスタルジックな雰囲気とマッチし、集中しやすくも居心地の良い空間に。穏やかな太陽光が差し込むお部屋で、各々が感じた小樽市の印象を共有し合い、進行中のプロジェクトについてミーティングを行いました。物理的に明るい空間で話し合うことで、自然と議論も前向きに進んだように思います♪

仕事がひと段落したところで、1階のカウンター席でドリンクをいただきながら、施設スタッフさんとコミュニケーション。今回は時間の都合上叶いませんでしたが、Cafe&Barとして営業されているこちらのスペースでは、地元食材を使用したフードメニューを味わえるとのこと♪ また、さまざまな目的を持った施設利用者や地域住民の方々が集うことで、日常的におもしろい化学反応が生まれているようなので、ぜひまたゆっくりとお邪魔させていただきたいです!

ワークスペース②「Life House IPPO」様(ワーク)

The Haborさんを後にした一行は、そのまま色内地区を移動し、ツアー1日目の最終プログラムであり、2つ目のワークスペースとなる「Life House IPPO」さんへ。こちらは室内を全て手作業でリノベーションされたスタイリッシュなデザインの宿泊施設で、計3部屋の個室が用意されていて、貸切りでもご利用いただけます。建物1階には、「自然派ラーメン処 麻ほろ」さんが併設。イベントや観光でのご利用はもちろんのこと、極力移動をせず、短期集中型でプログラムをこなしたい企業合宿にもおすすめです。

こちらでは当日中に片付けておきたいタスクを消化するべく、ご挨拶と施設案内が済んだ後には、各々デスクワークに没頭しました。普段は共用キッチンとして使用されているというスペースにはカウンター席があり、作業環境も良好♪ フルリノベーションされた室内はディティールもこだわり抜かれており、デザイン性だけではなく、絶妙な電源の配置など機能性の高さにも感動しました!

また、宿泊施設ということもあり、オン・オフをすぐに切り替えられる空間も魅力的です。この日は移動疲れもありましたので、リラックスしながら作業ができるスペースはとても貴重でした。企業合宿でご利用される場合には、ソロ・グループワークともにバランス良く対応できる環境だと思います。 併設の麻ほろさんは朝ラー営業もされているとのことなので、後日改めて伺うことに♪ 無事に残りのタスクも片付けることができ、1日目のプログラムはこれにて終了です!

1日目夕食(バケーション)

宿泊先へと戻り、しばしの休憩を挟んだ後は、お楽しみの夕食の時間です!屋台村や歓楽街に軒を連ねる数多くの飲食店に興味を引かれながら市内を右往左往し、 まずはどの北海道グルメを味わうべきか大いに悩みましたが、この日は2軒の飲食店にお邪魔してきました♪

1軒目 「小樽ジンギスカン倶楽部 北とうがらし 出抜小路店」様

お寿司の次はお肉という流れで、1軒目は「小樽ジンギスカン倶楽部 北とうがらし 出抜小路店」さんにお邪魔し、絶品のジンギスカンをいただきました! 地産地消にこだわったジンギスカン料理専門店で、食欲をそそる炭火の香り漂うカウンター席のみの店内は雰囲気も抜群です。柔らかくクセのない良質なラム肉と、野菜と醤油をベースにしたサッパリ自家製だれのコンビネーションは申し分なく、本場の味を堪能できました。

店舗は、昼夜を問わず人気の観光スポットである「小樽運河」沿いにあります。イルミネーションに照らされた幻想的な小樽運河の風景を満喫しつつ、観光がてら立ち寄れる立地も魅力的です♪ お腹も心も満たされた一行ですが、食後の運動も兼ねてもうしばらく市内を散策することに。そのまま通称「花銀」こと、小樽の人気ナイトスポットである花園銀座商店街まで足を延ばします。

2軒目 「北海道料理 かすべ」様

この日は祝日ということもあり、あいにく定休日の飲食店も多くありましたが、運良く穴場の郷土料理屋「北海道料理 かすべ」さんに巡り合うことができました!どこか懐かしく、 港町である小樽らしい雰囲気に包まれながら、ようやくひと息つけたような気分に。

店名にもなっているかすべの煮こごりや、本州では考えられないほど大振りのシャコ、小樽の地ビール・地酒など、北海道らしさ満載のメニューに大満足♪ 店主さんも気さくな方なので、観光や出張の際には、ぜひお立ち寄りいただきたい一軒です。

おいしいお酒と肴で卓を彩れば、自然と会話にも花が咲きますが、まだまだツアー1日目の夜。名残惜しくはありましたが、身も心も癒された一行は、明日に備えて早めに帰路につきました。

宿泊場所「ホテル・トリフィート小樽運河」様(ワーク/バケーション)

今回のツアーでお世話になった宿は、“小樽モダン”を感じる空間で、上質なひと時をご提供されている「ホテル・トリフィート小樽運河」さん。地域の個性を楽しめるここだけの演出が魅力的なホテル・トリフィートらしさが色濃く反映された、小樽の「今」と「昔」が調和するホテルです。小樽駅より徒歩7分、人気スポットである小樽運河や堺町通りの徒歩圏内であるため、観光・ビジネス利用ともにおすすめできる場所に位置しています。

私たちが今回ご宿泊させていただいたのは、ノスタルジックなデザインが魅力的な「倉庫」をテーマとしたスタンダードダブルのお部屋です。樽をモチーフにしたミニバーや、舵輪をイメージしたデスクミラーなど、小樽らしさを演出するこだわりが満載♪ 暖色系のアースカラーを基調とし、ダウンライトや間接照明で気分が落ち着く設えとなっていましたので、旅や仕事の疲れを癒すのに最適でした。また、デスクだけではなく、ソファやミニバー、ベッドなど、部屋のどこで作業をしていても電源がすぐ近くにあるため、テレワーク環境としても申し分ない空間でした!

浴室の壁面にダイナミックなペンキ絵が描かれている、大浴場「熊路ノ湯」。こちらは現在、日本に3名しかいない銭湯絵師の一人である田中みずき氏の作品です。心惹かれる大胆かつ繊細なタッチはもちろんですが、別名「蝦夷富士」とも呼ばれる北海道の羊蹄山が描かれているものもあり、ドットワークから見える景観と重なって、とても親近感が湧きました!

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